美術出版社。みづゑのレシピ。あこがれのクリエイターとつくるはじめての物語。
この本は、絵本をどうやって作ったらいいのか手順を追って教えてくれるわけでも、絵本を作る極意を教えてくれるわけでもない。けれども、絵本作家の人たちと一緒に、おりがみ絵本を作ったりポップアップ絵本を作ったり布絵本を作ったりしているうちに、あ、絵本を作るのって楽しいな、とか、今度自分ひとりでも絵本を作ってみたいな、という気持ちにさせてくれる本だ。ふだん絵本作家がどんなことを考えて絵本を作っているのか、どういう風に絵本を作っているのか、そんな横顔を垣間見られて楽しくなる。
最後の方には印刷や出版の話についても触れているので、読者が一歩踏み出して絵本を作ってみる手助けにもなってくれる。また、付録(?)として、中身が真っ白なハードカバーの「freestyle art book(まっ白な絵本でつくるはじめての物語)」もついているので、すぐにでも自分だけの絵本を作ることができるようになっている。堅苦しくなくて、見ているだけで楽しい。
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