2017年7月10日月曜日

『文系人間のための金融工学の本』土方 薫

 日経ビジネス人文庫。副題「デリバティブ裏口入門」。
 デリバティブというとなんだかよくわからないけれど、難しくて危険な商品だ、なんて漠然と思っていた。オプションとかスワップとか、なんだろうかと。
 でもこの本を読んで、はまちスワップの話とかを聞くと、なんとなくでもデリバティブの基本のところがわかったような気がした。どういう目的でそのような商品が作られて、どういう風に設計されているのか。リスキーということが一般市民の間にすり込まれている感があるけれど、意外と合理的な考えのもとに作られた商品なんだということがわかった。後半はマーケットやリスクマネジメントの話もあって、興味深く読めた。
 ただ、文系人間のためであれば、もうちょっと数式とか数学用語とかを丁寧に説明してもらいたかった(素人目にはなんとなく数式が間違っているように感じた箇所もあったので)。丁寧に説明する紙幅がなければいっそのこと載せないとか。全体的にはとてもわかりやすい本だと思うのだけれど。

0 件のコメント:

コメントを投稿