2017年12月13日水曜日

『世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ』仲野 広倫

 アチーブメント出版。
 著者は日本ではちょっと聞き慣れない「スポーツカイロプラクター」という仕事をしている人だ。医師とほぼ同様の教育を受けた、手術を行わずに主に手技によって施術をする骨格と筋肉の専門家らしい。カイロプラクターはアメリカでは重宝されているらしくて、オリンピックチームにも同行するのだという。日本における柔道整復師や鍼灸師と通じるところもあるのかもしれないが、科学的な知見に基づき、合理的な診断を行うところが違うらしい。
 ストレッチを運動前にしても効果は上がらないだとか、毎日1万歩歩いてもしょうがないだとか、いろいろと日本人の常識とは違うことを、科学的根拠を持って説明している。大事なことは機能運動性の向上だということで、日常の動作をするときに気をつけたいことや、その向上のためにやっておきたいエクササイズなどをわかりやすく解説している。
 ただ、「疲れないカラダ」の意味するところがこの本を読んでもよくわからなかった。腰痛だとか肩痛を良くする方法、つまり「痛み」を軽減して元気に生きるための方法については書いてある。でもそれが「疲れない」ということかといえば、多分そうではなくて、著者の使う「疲れない」と、私の感じる「疲れない」の意味合いがなんとなくズレているような気がした。
 結局著者の言いたいことは、この本に書かれていることをきちんと実践して、それでもどうにもならないときはカイロプラクターに診てもらえということなのかな、と思った。内容的にはさらっと読めてしまう軽い本なので、ちょっと物足りなさを感じた。

0 件のコメント:

コメントを投稿