2018年2月10日土曜日

『ワンダー☆ミュージアム 夜と出会う、夜を見る』北海道立近代美術館

 2017年11月22日~2018年4月12日。
 「夜」をテーマにした美術作品を集めた展覧会。子供も楽しめるように工夫されている。日本の作家によるものが多いけれど、マグリットやムンクなどもある。なかいれい(絵)とけーたろう(文)の絵本『おばけのマールとまるやまどうぶつえん』の原画が揃っていたのはうれしい。また、絵ではなく木による作品だが、砂澤ビッキの『樹華』も好きだった。いろいろな作品がある中でも一番よかったのは、富士翔太朗が札幌市立円山小学校の3、4年生316人と一緒に作ったインスタレーション『夜の国の光のオアシス』だった。三角形に描いた色とりどりの絵を組み合わせたピラミッド型の「光のオアシス」、六角形に描いたこれまた色とりどりの絵を組み合わせた「光の星」それぞれの中にある光源が、美術館内の周囲の壁にそれらの影を照らし出す。また、壁際に作られた「光の草原」にはそのままでは光がよく当たっていないのだけれど、それに向かって懐中電灯を照らしながら歩くことで、床や壁に草原の影がうごめく。光と影の織りなす素敵な空間が拡がっていて、そこに椅子とテーブルがあったとしたら、ずっとそこでコーヒーでも飲んでゆったりとした至福の時間を過ごしたいくらいだった。
 会場をそのまま2階に上がると、開館40周年記念第III期名品展が開かれており、当館のコレクションが展示されていた。エミール・ガレやルネ・ラリックらによるガラス器の数々や、ルオー、パスキン、ユトリロ、シャガール、キスリングらによる油絵の数々。こちらも見応えがあったが、今日は北海道立近代美術館内の展示を隅々まで観て回ることになったため、ちょっと疲れてしまって流し気味にしてしまった。体力不足が悔やまれる。

北海道立近代美術館』札幌市中央区北1条西17丁目

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