2018年3月10日土曜日

『Camellia』Kyran and Flower Garden

 2017年。アーティスト名が「Kyran and Flower Garden」となっていたり、編集や演奏が「Kyran Daniel」となっていたりするけれど、キーラン・マーフィ(Kieran Murphy)のソロギター・アルバムである。本名が「Kieran Daniel Murphy」で、この数年、音楽に対する気持ちの上で大きな変化があり、表記も変えてみたということらしい(色々な情報を総合するとたぶんそういうことなんだと思う)。
 実際音楽的にはこれまでと大きく変わっており、今まではなんとなくトミー・エマニュエルっぽい感じが残っていたけれど、このアルバムは曲作りがクラシック寄りの印象がある。メロディアスな部分なんかはポップスの要素もあるにはあるけれど、トレモロを多用してみたり、伴奏のアルペジオの弾き方なんかがちょっぴりクラシカルなイメージを漂わせている。 音数はものすごく多いのに、決してうるさくもなくご機嫌な音楽でもない。むしろ、穏やかで落ち着いた雰囲気がある。この、やや哀愁のおびたしみじみとした感じが、また心に刺さる。キーラン・マーフィの新たな境地がこのアルバムには表れているといっては言いすぎか。

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