2018年7月23日月曜日

『ちひろメモリアル: 生誕100年 (別冊太陽 日本のこころ 263)』

 平凡社。
 別冊太陽では2007年にもいわさきちひろ特集を組んでいるけれど、今回は彼女の生誕100周年を記念したものとなっている。彼女の愛らしい作品がたくさん掲載されていて、しかも図版が大きいのがとてもうれしい。絵本のこと、『子どものしあわせ』の表紙連載のこと、また、彼女が生まれてから亡くなるまでの写真も多く取り上げられている。家族のこと、家のこと、そして人となり。いわさきちひろという童画家がどういう思想を持って、どのように絵に取り組んできたのか、それをここまであからさまに書いてあるのを読むと、なんだか覗いてはいけない秘密の扉を開いてしまったかのように、逆にこちらがドキドキしてくる。
 私が一番好きな画家かもしれない。小学生の頃から彼女の絵を見て育った。先日ある会合でご一緒させていただいた方に「お好きな画家は?」と問われて、ついフェルメールやシャルダンを挙げてしまったのだけれど、そのときに「いわさきちひろです」ととっさに答えられなかったのを後悔している。

0 件のコメント:

コメントを投稿