2018年7月16日月曜日

『友への手紙 森田童子自選集』森田童子

 1981年。2016年リイシュー盤。
 16曲入りの森田童子自身の選曲によるベスト盤。当初カセットテープだけの発売だったらしい。透きとおるような絹のような高音の歌声が奏でる悲しい旋律。いや、悲しいのはメロディだけじゃないんですね。歌詞もまた辛い。森田童子を知っている人にとってはそんなのは当たり前なのかもしれないけれど、「ぼくたちの失敗」くらいしか馴染みのない私のような者には結構きつい。曲の合間にはさまれるモノローグもまたそれに輪をかけている。声が美しすぎて繊細すぎて、その声が訴える内容がまたそれにマッチしすぎていて。
 このアルバムを聴く前にはあいみょんをずっと聴き続けていたというのも悪かったのかもしれない。あいみょんに精神をえぐられて、そのあと森田童子を繰り返しかけてさらに精神の内部を犯されてしまったのカナ。ファンだったら一聴の価値はあるのだと思う。

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