2018年11月23日金曜日

『かんがえる子ども』安野 光雅

 福音館書店。
 言わずと知れた画家の安野光雅によるエッセイ。はじめ、これが子供に向けた本なのか大人に向けた本なのかよくわからなかった。でもそんなことはどうでもいいんだということが、すぐにわかった。漢字にはふりがなが振っていないけれど、誰にでも読んでもらいたいと思った。
 子供の立場から見た世界、そして大人から見た世界とをくらべると、こんな違いがあるんじゃないか。大人は子供に対してこうやって接した方がいいんじゃないか。考えるということはどういうことだろう。今、自分で考えない人が増えていやしないか。学ぶってどういうことなんだろう。
 そんないろんなことを、やさしい言葉で読者に問いかける。決して押しつけではないけれど、著者の素朴な、また真摯な生き方、考え方が伝わってくる。そうだからこそ、あんな素敵な絵を描けるのかな、と思ったりもする。画家の絵にも人間性にも惹かれます。

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