2019年2月10日日曜日

『Jasmine』Keith Jarrett / Charlie Haden

 2010年。録音は2007年。キース・ジャレットのピアノとチャーリー・ヘイデンのベースのみというシンプルな構成のジャズアルバム。
 キース・ジャレットは何枚か持っているけれど、こんなによかったっけ?と思うほど、気に入っている。スタンダード曲が中心で、ゆったりとしたメロディーを情感豊かに弾きあげていて、それにヘイデンのシンプルなベースラインがそっと寄り添っている。穏やかで心をかき乱すこともないその曲調は、ともすれば退屈な印象を与えがちだとも思うが、このアルバムに限っては聴いていても飽きることがない。遅いテンポの曲の合間に、『No Moon At Night』みたいにちょっとアップテンポな曲が交じっているのもまたいいのかもしれない。
 そういえばピアノとベースだけの曲というのはほとんど聴いたことがなかった。そのせいか、このアルバムではいつもは聞き流してしまうベースの音もよく耳に入ってくる。ベースは、ただ、ボンッ、ボンッとビートを刻んでいるだけだと思っていたけれど、全然違うのですね。縦横無尽に走り回るベースラインを追っているだけでも楽しい。
 それにしても、この二人のデュエットは最高です。

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