前日まではセーターが必要だったのに、ずいぶんとぽかぽか陽気になったそんな日の昼下がり
お目当てはGallery MUMON(東京都中央区銀座4-13-3)
東銀座駅の3番出口から歩いてすぐなのだけれど、なにせそこにたどり着くまでにトラップが多い
まず3番出口そのものが歌舞伎座につながっているものだから、地下のお土産売り場でうろうろうろうろ
地上に出て木挽町通り沿いを歩くと
銀座文明堂
銀座やまう
MATSUZAKI SHOTEN(銀座松崎煎餅本店)
茜屋珈琲店
白金や
喫茶 you
イマカツ銀座店
Gallery MUMON!
ああ、やっと着いた
すでに大荷物
瀟洒で高級感あふれるギャラリーの扉を開けると
そこには都会の喧騒とは無縁の天国のような(私は死んでいないけれど)空間が広がっていた
「鸞翔鳳集 Vol.10」2023年2月9日~3月4日(まだやってるよー)
なんでも「らんしょうほうしゅう」と読むらしい
その場では読み方がわからず、帰ってきてから調べるという準備の悪さ
読み方だけじゃなくて意味もわからない
でもいい
素敵な作家さんたちの作品を観るだけで心が洗われる
そんな中に1枚たたずむ石居さんの作品
『ネモフィラの丘で』
嗚呼、やつと石居さんの絵を目にすることができた
風に揺れるネモフィラ畑のむこうにこどもたちの声が聞こえる
よく見るとマチエールが独特でなんだか画面がほんとうにざわざわと揺らめいているように感じる
いい……
言葉なんていらない
――――――
奥のテーブルの上に石居さんの作品集が2種類置いてあった
ひとつは作品ばかりを掲載したもの
もうひとつは見開きの片面が作品で、もう一方が石居さんの言葉で埋められている
ぱらぱらとめくって眺めてみる
文章もステキだなあ
悩みに悩んだ末、絵だけで埋め尽くされている作品集を当番の人に差し出した
また石居さんの作品を見に来ることがあるだろうというかなり確信に近い想像のもとに
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