須賀敦子全集 第4巻 (河出文庫)

 「遠い朝の本たち」と「本に読まれて」という2冊の単行本と、33篇の書評・映画評がまとめられている。

「遠い朝の本たち」は本にまつわるエッセイ、「本に読まれて」は書評集なので、この第4巻は須賀敦子の書いた本に関するエッセイと書評を集めたものだといえる。

 彼女の視点と文体がいいですよね

やわらかくつつみこむような本に対する愛情にあふれていながらも、内容や構成に関する鋭い考察なり分析にはっとさせられます

どの文章にも彼女の経験なり人となりが表れているので、書評でありながら須賀敦子の文章であることを失っていない

たくさんの本が取り上げられていてどれも魅力的なんですが、全部読む時間も余裕もないので、ほんのこっそり5、6冊ほど「お気に入り」に登録しておきました。いつか読もう

 

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