古地図と歩く札幌圏 Vol.2 - O.tone別冊

 あるた出版

 2020年に出版された『古地図と歩く札幌圏 Vol.1』の続巻

O.tone(オトン)という情報誌が札幌では売られているんですが、その中の2012年から続いている「古地図と歩く」という連載を一部まとめたものです

「札幌圏」とありますが、小樽市、石狩市、江別市、北広島市、恵庭市、当別町といった実際の札幌圏のほか、遠くは道北の旭川市も取り上げられています

地域ネタ好きにはたまらない一冊!

見開きの左ページには古地図(多くは明治時代のもの)と現在の地図が上下に並べられており、その地図上の記号(いろはにほへと)に対応した場所の写真と解説が右ページにまとめられている

地名の由来とか、道路の変遷、開拓していったのはどの地域から来た人なのか(藩とか都道府県)、現在に至る裏事情までよく調べている

なんというか、もう実際に現地を訪ねてみたくなりますね

札幌市の中心部であればよく知っている場所も多いので景色が浮かんでくるんですが、郊外や他都市だとなかなか想像力が働かない

森の中の廃線跡だなんてわくわくしません?

札幌市内だけでも全然知らないことがいっぱい載っている

以前は路面電車めちゃくちゃ線路延長あったんですね

人口増加とかオリンピックとかいろんな時代要請に合わせて街も変わってきたんだなあ

としみじみ思います。

ちなみにVol.1は廃版になっていましたが、このVol.2発売に合わせてamazonで電子書籍として再発行されました。

ご興味のある方はぜひ2冊とも手に取っていただけると、道民かつ札幌民としてうれしいです!


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