河出書房新社、The Story of ART, E.H. Gombrich
すっごい分厚い本です。本文500ページ、図版413点。
古代エジプトより前の時代から現代までの美術の歴史をざーっと眺めている。
ざーっと、っていって500ページもあるので結構な分量です。
美術として取り上げているのは主に絵画、彫刻、建築など。
それぞれの作品が作られた時代にさかのぼって、当時はどういう考え方でどんな時代背景があってこれらの作品が作られたのかを説明してくれている。
訳もこなれていてとても読みやすい。まさに「物語」です。
美術通史としてみたときに、過去から現代に向かってどのように美術が変化してきたのかがわかりやすく書いてあるのがとてもいいです。
ちょっとこの時代弱いな、とか、こんな画家あんな画家のこんな作品あんな作品も取り上げてほしかったな、とか欲を言えばいろいろあるんですが、そんなこと言ったら何千ページになるかわからないのでこれでいいんだと思う。
ポケット版じゃなかったら1万円くらいするし持ち歩けないので、興味ある方はこのポケット版をどうぞ。
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