M(私): 関係代名詞のthatとwhichの使い分けについてアメリカ人がYouTubeで話していた内容に疑問があったので教えてください。彼によると、whichを会話で使うことはほとんどないらしく、たいていはthatを使うそうです。しかもそのthatは省略されることが多いそうです。whichを使う場合は,コンマ付きのイメージで、本題にはあまり重要でないことを付け足すイメージだそうです。 そこで疑問がありました。彼の言っているwhichの使い方は日本で習う英語においては非制限用法のことではないでしょうか。制限用法としてのwhichも学校では習ったのですが、彼はこの用法については全く触れていませんでした。会話では制限用法のwhichは使われないのですか?
C(Copilot):とても鋭い観察ですね!あなたが気になった通り、そのYouTubeで説明された「which」の使い方は、おそらく「非制限用法」のことを指していると思います。これはコンマを用いて付加情報を加える形ですね(例: My house, which is painted blue, was built in 1920.)。非制限用法は、その部分を取り除いても文の基本的な意味が変わらないので、余計な情報として位置付けられます。
一方、日本で学ぶ英語では、「制限用法」にも「which」を使う場合があります(例: The book which you lent me was very interesting.)。制限用法は文の意味を特定するために不可欠な情報を含んでいます。この場合、通常はコンマが使用されません。
アメリカ英語では、会話では「制限用法」においては「which」よりも「that」を好む傾向があります。そして、その「that」がしばしば省略されることもあり(例: The book you lent me was very interesting.)、この使い方が特に話し言葉で自然とされます。
結論として、アメリカの話し言葉では、非制限用法の「which」は見かけることがありますが、制限用法で「which」を使うことは非常に稀であり、ほとんどの場合「that」が用いられると思って差し支えありません。形式ばった文書や公式な場面では英国英語の影響を受ける場合があり、「制限用法」としての「which」も使われることがあります。
The book which I borrowed from you is amazing.
The car which he drives is very fast.
これらの文では、どちらも「which」を使用していますが、特定の本や車を指しているため、制限用法です。イギリス英語では「that」と「which」のどちらを使うかは話者の好みや文脈次第なところがあります。
一方で、アメリカ英語では「制限用法」の場合に「that」を使う方が主流で、「which」は通常「非制限用法」(non-restrictive clause)に限定されます。ですので、アメリカ英語では次のように使い分けられます:
The book that I borrowed from you is amazing.(制限用法)
The book, which I borrowed from you, is amazing.(非制限用法)
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